現代は、70歳前後まで現役で働き続けるための計画が求められる時代です。
ビジネスパーソンにとっては、本当に大変な時代です。
ところが、テクノロジーの発達、求められるビジネススキルの変化によって、50代以降のビジネスパーソンのキャリア・リスクは益々拡大しています。
どういうことか?
チャンスが目減りしていく傾向が拡大する、ということです。
それは、「50代以上のビジネスパーソンは、価値目減りの危険性がある」ということです。
大局的な流れでは、益々、人的資本が調達しやすい世の中になります。
業界によって濃淡はありますが、事業経営上の資源の一つであるヒトの調達や教育に関して、活用のスピードが上がっているということです。
業界、企業で長く経験を積まれたビジネスパーソンであっても、社外市場価値が目減りしている可能性が高く、転職市場では機会が激減している状況です。
企業から依頼されるエグゼクティブ求人も30代、40代と年々若年化しています。
長く勤めた業界・企業での企業内価値(人脈や暗黙知など)を持っていても、エグゼクティブ転職市場での社外価値は目減りしている可能性があります。
40代のうちに50代以降のビジネスパーソンとしての貢献領域を定め、できれば地に足を着けていくことが求められます。
この意識はキャリア成長戦略の「守りの戦略」となります。
50代以降は、これまで身につけてきた経験とスキルの利息で貢献していくことにフォーカスし、安価な「キャリアップのために転職したい」といった甘えを排除すること。
貢献領域を決め、腹を決めて、職業人生のゴールへ向かう姿勢が求められます。
誰もがビジネスの更年期を迎えます。
その時どうしますか?
誰もがキャリアの集大成に備えることが求められます。
日々、精進です。
0コメント