採用企業担当者様の業務は多岐に渡ります。
その全てが当事者間の調整役といっても良いでしょう。
夜な夜な面接、現場からのフィードバックをエージェントに伝え、求人サイト向けの原稿入力、大量(全くない場合も、、、)の応募候補者の現場調整、などなど創造性のない業務に埋もれがちです。
一方、候補者視点から見た転職市場はどうでしょうか。
転職サイトや人材紹介会社のコンサルタントから日々、似たり寄ったりの求人提案を受ける日々。どの企業も成長性や将来性、働きやすい環境をアピールされています。
一点、候補者側が転職活動中に求人情報に慣れてきた時点で気にするポイントがあります。
「この求人に記載されていることは本当なのか?」
というものです。
採用企業側担当者にとっての渾身のアピール材料は、もはや日々マーケティング攻勢にあっている候補者側にとって不信感になりえることもあります。
成長性。
それによって犠牲になる環境。
そういったマイナス点を勝手に想像しはじめます。
では、採用企業側の求人掲載に欠けている点は何でしょうか?
それは、「魅力的なアピールを裏付ける事実や具体性」です。
これは全て文章化する必要もなく、候補者にとって事実や具体性を認識いただくアピールをしていくことが必要です。
例えば、オフィスの写真や働く人の写真、動画コンテンツ、などです。
また、優秀な候補者であれば、「この企業が目指す方向性はどこなのか?」を非常に気にされます。
「その方向性が自分にとって価値ある成長機会なのかどうか?」そういった前向きな観点で転職活動を行なっているからです。
よって、「働きやすい環境」や「自由な社風」よりも、
どれだけ密度の濃い成長機会があるのか?
どれだけストックに目標に向かって挑戦できるのか?
といった観点で転職先を検討されていたりします。
採用企業側が伝えるべきこと。
「自社の3年後の姿はどうなのか?」(それを裏付ける具体的な数値も)
「我々はどこに向かうべきか?」
「なぜ、それを我々が実現すべきなのか?」
「そのためにどういった課題を乗り越えてく必要があるのか?」
「共に課題を乗り越えていきたい人はどんな方なのか?」
3年先の自社が向かう目的地を具体的にし、伝えていく必要があります。
単に自分都合で転職したい人ではなく、その目的地に共感できる人材を集めるために。
桃太郎の「きびだんご」なる価値を考えてみてはいかがでしょうか。
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