「今回を最後の転職にしたいと思っています!」
熱心さを伝えたい。忠誠心(長く勤務できる人材である)を伝えたい。その思いはとても良くご理解できます。
特に転職回数が多く、転職活動に苦戦されている方が面接の際に言ってしまいがちな言葉です。
ただ、残念ながらこれを言った瞬間に選考通過確率は格段に下がります。
なぜか?
理由は以下の通りです。
・採用企業にとって「あなたの最後の転職」は、採用判断材料に何の価値ももたらさないため
・「最後の転職」を最大のゴールにおいている以上、入社のパフォーマンスには期待できない
(リスクを取らない保守的な人材になる可能性が高い/積極性を自己保身のために用いる可能性が高くトラブルの可能が高くなる)
仕事上の成果ではなく、雇用を守り続けることに執着される可能性が高く、組織に良い影響を及ぼさない可能性が高い(と思われてしまう)。
・過去の転職回数の多さや離職に至った理由を熱意で誤摩化されているように感じる
(事実は別としても、多くの面接官はそう受け取っている)
・意識が「自分のメリット」に向いており、企業への貢献、お客様への貢献への意欲が薄い(又は無関心)ように思われてしまう
「これを最後の転職にしたい」
そう決意し、転職活動に臨まれ努力することは大変素晴らしいことだと思われます。
ただ、その思いは自分の中だけに留めること。
内定を得るためのアピール材料を戦略的に考え抜かなければ、転職市場で有利な条件を獲得することは困難です。
転職市場は右も左も分からぬ初心者を助けてはくれません。
一つひとつの言動が評価者からどう思われるのか、それを慮り行動していくことが求められます。
日々、精進です。
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