マネージャー層では、世の中の本質を捉える目を養うとともに、構造を早期に見抜き、自社に取って最適な仕組化を実行できる能力を鍛えていくことが求められます。
単に毎期・毎Qサバイブするだけのマネージャーは、部下が振り回され職業人としての生き甲斐も削られ、早かれ遅かれ統率力を失っていきます。
人間力向上の自己投資は、終わりのない、目に見える向上が明確ではない分野の学習のため、なかなか具体的な計画を立てて取り組むことが難しい分野です。
よって、目標とする憧れのエグゼクティブを持つことなど、先人から学ぶことで指針をぶらさないようにするなど、工夫が必要となります。
「あの人だったら、この局面ではこう考え、こう動くだろう」
「あの人だったら、まだまだやるはずだよな、、、」
等々、常に自分を知った激励してくれる架空のコーチを持つこと。
そのためにも、人間力向上は全てのマネージャーに必須のものです。
ビジネス分野以外でも、スポーツや芸術・文化・歴史など、人々の活動そのものから何らかの本質や構造を吸収する姿勢が求められます。
実務レイヤーの責任者である場合、事業経営上の多くの問題は「ヒト」が起点になります。
人間に精通すること、清濁併せ吞む解決に熟達すること、可視化できない世の中の本質や構造を見抜き有利な自社の仕組化を行なうこと、答えのない分野での自己成長がビジネスパーソンとしての成果に結びつきます。
正論ではなく、成果を出すこと。
個人のスキルや技術ではなく、人間の集まりである組織での成果を永続していくこと。
ビジネス・スクールやビジネス書にはヒントがありません。
自分なりの「人間力向上」の成長計画を立ててみてはいかがでしょうか。
終わりのない学びを楽しみながらできれば、幸せですね。
日々、精進です。
0コメント